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菊谷達史個展
FLAME REACTION
2012.2.19(sun)- 3.04(sun)
12:00-19:00 木曜休館
菊谷達史  
KIKUYA Satoshi


菊谷達史HP
http://kikujilow.web.fc2.com




関連データ


人間の心の奥底へ光を送ること
〜ある芸術家の言葉より(2012)

"束縛"からのベクトル(2011)

carré à zurich
carré à zurich 告知展
carré2009
FLOWED FLOWER
 2011 162.0 x 162.0 cm (S100)
 そもそも描くという行為には幾つかの役割があり、それは言及や懺悔だとかっていう内的感情の発露であったり。問題意識や美意識を他人と共有する事であったり。創作意欲や自己啓示欲などの欲求を満たす手段でもあったりするのだけれど、そのどれもが絵画である以上鑑賞者に対する作者の視点の説明(illustrate)である事に変わりはなく、これが絵画の最も本質的機能です。

 私は経験や記憶に基づいたイメージしか絵画のモチーフには出来ません。石膏像を描けても仏像は描けなかったり、星空を描けても地球は描けなかったりするのは、自分の周辺から余りに掛け離れたモチーフからは何の感情も湧いては来ないからでしょう。
社会の動きや人間関係で右往左往する精神状態と価値観を抱え、そんな状態の中でもインスパイアされるイメージがあって、それが如何なる概念の象徴となっているのか自分なりに解釈して、テーマを浮き彫りにしていくのです。それを絵画として描き留めておく、そんな日記のような絵画制作を行っています。

 そんな私は油彩画を制作しているわけですが、油彩画という伝統的画法でわざわざイラスト的アプローチを行っているというのも、別に今更日本のアイデンティティとしてオタク文化が云々という事では無く、単にレンブラントやダ・ヴィンチよりも尾田栄一郎や宮崎駿なんかに育まれた自分にはコッチの方が馴染む表現だからっていうのが理由です。
様々な感覚を麻痺させるJ-POPであろうと、100万人の為に歌われたラブソングであろうと内容が最も重要で内容が良けりゃ良いものは良いんです。
そんな絵を目指して描いてます。

                 2012 菊谷達史
シーサイドマーダーケース
2011 162.0 x 192.0 cm (F130)
炎舞(サリーちゃん)
2011 162.0 x 192.0 cm (F130)
MEWEME
2011 194.0 x 194.0 cm (S120)
LIFT
2011 116.7 x 91.0 cm (F50)
黄色い華
2011 91.0 x 91.0 cm (S30)
サラマンダーさん
2011 91.0 x 91.0 cm (S30)