2007.8.17(fri)-23(thu)
11:00-19:00
galleryten.net
8人展

2007.8.17(fri)-23(thu)

伊藤幸久  彫刻
 久保田耕輔  彫刻
武内優記  彫刻
木眞悠  油画
小林寛人  油画
金子真之介 日本画
高田裕大 日本画
山塙菜未 芸術学
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久保田耕輔
ー 永遠の旅人 ー
素材 セメント、流木、鉄筋

この人物は私の心象風景の中を旅している。
唯一人、孤独の旅。
流木を集め、旅の衣として纏う。
彼は私自身、彼の旅が永遠に続いていくことを願う。
伊藤幸久
ー イトウユキヒサノスタルジーア ー
FRP,電球

少年の背中に写るのは、あの日の想い出。帰らない日々。
嗚呼青春のノスタルジーア。
伊藤幸久
ー 喜怒哀楽子ちゃん♪ ー
テラコッタ着彩

授業中に描いた落書きを忠実に立体化。
落書きの自由な表現を彫刻へと写し取った。
武内 優記
−赤い葉−
素材 木、麻布、鉄釘、磁土

「それもわしが死にたくないからだよ」と彼はいった。
それから、ふたたび静かな口調で、
「それもわしが死にたくないからだよ」といった。
ー中略ー自分の願いの深さと広さがわかっていなかったもののように、
ゆっくりとした、かすかな驚きの口調であった。
                                                            
William Faulkner "Red Leaves"1931
金子 真之介
木翳
水干絵具 岩絵具 麻紙 墨

出会いは心を動かし、私に筆を走らせた。


小林寛人
ー 椅子 ー
油彩

私の中で視覚と画面とが繋がりをもっているところに着目している。
物と物との関係や画面の中での関係をつくっていって画面全体が実際に存在することを望む。
木眞悠
—哀楽の園—
油彩,キャンバス

何も考えずにただ筆をはしらす。しだいに自由な発想が生まれ,膨らみ,埋めつくす。
自己の解放にともなう痛みと喜びをかみしめる行為。
高田裕大
木眞悠
—もぎたて愉楽— 油彩,キャンバス
—ありがとう— 油彩,キャンバス
—恋歌— 水彩,紙
 学部2年生の頃から毎年続けてきたこの八人展も、今年で三度目を迎える。
メンバーが増えることもなく減ることもなく、全く同じ顔ぶれで3年間やってこれたことは、
私たち自身にとっても驚きであり、うれしいことである。
 今までの集大成にふさわしい展覧会にするために、今回は八枚展という企画を設けた。
一人八枚の小品を自由に制作し、一つの壁にランダムに展示した。
八人ひとりひとり、素材も作風も全く違う。
それぞれの個性を楽しんでもらいたいのと同時に、
同じ八人で歩んできたこの展覧会の軌跡を感じとってもらいたい。

ごあいさつ
 
本日は、八人展にご来場くださりありがとうございます。
この八人展は、金沢美術工芸大学の油画、日本画、彫刻、そして芸術学に在籍する4年生8名による展覧会です。
私たち8名は、学部2年生の頃から毎年夏に、こうして展覧会を開催し、今年で3度目を迎えます。
今までの展覧会で学んだことや、作品を見てくだ さった方からの
意見やアドバイスをもとに、何度も話し合いを重ねて今回の展覧会に至りました。
 毎年、少しずつ展覧会の見せ方を変えて、自分たちの成長をもっと感じてもらえるよう努力してきましたが、
今回は八人全員が八枚ずつ小品を自由に作り、一つの壁にランダムに展示する「八枚展」というものを企画しました。
今までの私たちの作品を見てきてくださった方たちにも、また初めて私たちの作品を目にする方たちにも
楽しんでもらえる展覧会となることを願っています。
2007. 08.17