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清水 香 個展 - 眠りのつづき -
SHIMIZU KAORI solo exhibition -Continuation of the sleep-
SHIMIZU KAORI solo exhibition -Continuation of the sleep-
2013.3.30(sat)- 4.21(sun)
12:00-18:00
木曜休館
12:00-18:00
木曜休館
－眠りのつづき
私たちは人間である。
大地から生まれ、大地と共に生き、やがて大地に還る。
私は陶芸家である。
土と共に生活をし、土と共に生きている。
土は、こちらから力を加えたとき、呼応し合うかのように、何らかの形で返してくる。
それは、まるで生きているかのように、一つとして同じものはない。
私は、土に触れれば触れるだけ、無機物であるはずの土が生きているように感じてしまいます。指で押せば、その押した力の分だけ土は凹みとなりながら、他へ逃げていく。乾きの具合によって、削られた土は薄くも厚くも反り返りながら、それぞれの方向へと向かっていく。
私が今の方向性に至ったきっかけは、ロクロで制作中、手についた余分な泥を桶の縁でこそぎ落としたときに、そこにできた小さな土の造形美でした。残るのか捨てられるのか生と死の瀬戸際である小さな土の塊に、はかない美しさや強い力を感じました。それこそが、長年私の中に蠢いていた「何か」だったのです。
2013 清水香
私たちは人間である。
大地から生まれ、大地と共に生き、やがて大地に還る。
私は陶芸家である。
土と共に生活をし、土と共に生きている。
土は、こちらから力を加えたとき、呼応し合うかのように、何らかの形で返してくる。
それは、まるで生きているかのように、一つとして同じものはない。
私は、土に触れれば触れるだけ、無機物であるはずの土が生きているように感じてしまいます。指で押せば、その押した力の分だけ土は凹みとなりながら、他へ逃げていく。乾きの具合によって、削られた土は薄くも厚くも反り返りながら、それぞれの方向へと向かっていく。
私が今の方向性に至ったきっかけは、ロクロで制作中、手についた余分な泥を桶の縁でこそぎ落としたときに、そこにできた小さな土の造形美でした。残るのか捨てられるのか生と死の瀬戸際である小さな土の塊に、はかない美しさや強い力を感じました。それこそが、長年私の中に蠢いていた「何か」だったのです。
2013 清水香