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堀 至以 個展 -World diagram-
HORI CHIKAI solo exhibition
2012.11.24(sat)- 12.9(sun)
12:00-19:00 木曜休館
油画を描く親の影響と工作とラクガキが好きだった幼少期を過ごした。
日常の中で、イスに座り、机に向かい、手の届くものを取ってこねた。制作の一番の場所は卓上が多いのは今もあまり変わらない。
平面であれ立体であれ、あるものに対しての有効なアプローチを考える。立体であれば既成のものから、平面であれば手遊びによって描かれた下地をスタートとして。
身近なものや普段の日常の見え方がわずかに変わるものにひかれた。
スタートラインとして設定したものを前に(それは例えば前のページのインクが写ったクロッキー帳の1ページであったり絵の具の飛んだキャンバスであったり、拾ってきたガラクタであったり。)何ができるか….考える。
ものとものとの組み合わせを悩む感覚は子供の頃遊んだレゴと近い。
あるものに何をどう組み合わせたら一つのものになるのか、あるいは描き始めた画面がそこからしか向かえない完成とはどういうものなのか。
モチーフを具体的に扱うこともあるが何なのか断定されない、想像の余地を多く含むものを制作していきたい。
平面における根源的な要素の点と線、また想像の余地というところで、星座や宇宙といったものが制作を進めて来るうちに扱うことが増えた。小学校の卒業文集で『何か宇宙のような不思議なものが描きたい』と言っていたことにも少なからず引っ張られているのかもしれない。
2012 堀 至以